仙台市のアパートで男性の遺体を損壊し、別の場所に埋めたとして、男女2人が逮捕された死体損壊・遺棄事件で、宮城県警は5日、DNA鑑定の結果、男性の身元は同市青葉区立町の職業不詳、佐藤大貴さん(22)と判明したと発表した。県警は、佐藤さんが死亡した経緯について2人から詳しく事情を聴く方針。
佐藤さんの遺族は5日、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。「犯人については許せない気持ちだが、今は警察の捜査を見守りたいので、そっとしておいてください」としている。
死体損壊・遺棄の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職前田広樹容疑者(30)と、自称青森市の接客業山口優容疑者(31)。捜査1課によると、2人は共謀し、昨年10月下旬ごろ~11月中旬ごろ、仙台市青葉区のアパートの室内で佐藤さんの遺体を損壊し、同市若林区荒浜の土中に埋め、遺棄した疑いがある。
司法解剖の結果、佐藤さんは昨年10月ごろに死亡したと推定されるが、遺体の損傷が激しく、死因は判明していない。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル