東京・代々木の焼き肉店で1月に起きた立てこもり事件で、人質になった店長に対する監禁の罪に問われた無職荒木秋冬(あきと)被告(28)=住所不定=の判決公判が18日、東京地裁であった。
向井亜紀子裁判官は「路上生活を送る中で自暴自棄になって本件に及んだ」とし、懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役2年6カ月)を言い渡した。
判決によると、荒木被告は1月8日午後9時ごろ、東京都渋谷区代々木1丁目の焼き肉店で、男性店長に「バクダンを起動した ケイサツにれんらくしろ さわぐな」と書いた紙を示したうえ、牛刀や爆弾の模造品を見せて脅し、翌9日午前0時過ぎまで監禁した。
判決では、事件に至る経緯を次のように認定した。
山口県に住んでいた荒木被告…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル