囲碁の史上最年少棋士・仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が4日、大阪・日本棋院関西総本部での第39期女流本因坊戦予選1回戦で、佃亜紀子五段(47)に330手で黒番5目半負けした。公式戦は4連勝でストップ。通算成績は9勝5敗で、今年4月のデビューから区切りとなる10勝目はお預けとなった。
週に2局打つ過密日程が続く、3連休中の対局。中終まで互角で、先に秒読みに入り苦しんだのは佃五段だったが、終盤に差を付けられて劣勢に。それでも最後まで打ち切り、整地して予選敗退を確認した。
仲邑初段はピンクのハンカチで鼻を押さえ、悔しさをかみ殺すような表情。報道陣の問いには無言で、「次の対局(7日、十段戦予選3回戦)は?」と聞かれて少し笑みを浮かべただけだった。佃五段は「私は男性棋士に5連勝なんてできないので、勝てるとは思わなかった」と話した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース