日本棋院は2日、日本囲碁史上最年少の10歳0カ月30日でプロになった仲邑菫初段(10)の、4月のプロデビュー後、公式戦としては初の男性棋士との対局が決まったと発表した。
16日に大阪市の日本棋院関西本部で打たれる、第59期十段戦予選Cで古田直義四段(50)と対局する。
仲邑初段にとって、挑戦手合制により1年に1回タイトル者が決まる、初の七大棋戦(棋聖戦、名人戦、本因坊戦、王座戦、天元戦、碁聖戦、十段戦)での予選となる。ルールは互先で先番黒6目半コミ出し、持ち時間は各3時間で、5分前から1分の秒読みとなる。
仲邑初段は、8月5日に打たれた第23期ドコモ杯女流棋聖戦予選Aで、金賢貞(キム・ヒョンジョン)四段(40)に勝ち、4月1日のプロ入りから公式戦3戦目、わずか4カ月4日で予選を突破し、本戦を決めた。現行の女流5棋戦における、プロデビューから予選突破までの最年少記録10歳5カ月、また女流5棋戦におけるプロデビューから本戦に進出した日数の最短記録4カ月28日を樹立した。
仲邑初段と対局する古田四段は大阪府出身で、仲邑初段が生まれる16年前の1993年(平5)に入団し、95年に二段、10年に三段、19年に四段になった。99年には第24期棋聖戦三段戦で準優勝している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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