休学して南アで「先生」 現地で感じた格差、交流授業で日本の子らへ

 東京都内の大学を休学し、南アフリカで小学生に学習指導をしている学生がいる。ネット検索で現地の学校の教員募集を見つけ、渡航してしまう行動力の持ち主。かつての差別政策の名残が見られる現地の子どもを支えようと、日本の学校とオンライン交流授業を始めた。

 西東京市にある武蔵野大教育学部の岡村奈々さん(21)。小学生の頃、行事でルワンダ難民の話を聞く機会があり、アフリカに興味を持ってきた。大学に入り、海外経験を積みたいと考えて「アフリカ インターン」と検索したところ、南アの学校に教員を派遣している会社を発見。履歴書の審査やオンライン面接を経て、今の学校への派遣が決まった。

感じた白人と黒人の差 「日本人として何かできないか」

 岡村さんのインターン先は同国有数の大都市ケープタウンにあり、隣国ジンバブエからの黒人移民の子どもが多く通っているという。都会らしくおしゃれな制服があり、渡航前に想像していた自然あふれるアフリカの姿とは違った。

 担当する9、10歳の児童と…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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