4月の新学期には、学校から子どもたちの歓声が聞こえてくるのか。新型コロナウイルスの専門家会議の見解を受け、政府は20日、一斉休校の要請を延長しない方針を示した。混乱の収束を歓迎する声がある一方で、感染拡大が続く状況での再開に不安を口にする人もいる。
「この時期に判断を示してくれてよかった。(再開に向けた)準備ができる」。ある中学校長は、一斉休校の要請は延長されないというニュースを聞いて安堵(あんど)した。小学生には学童保育などがあるが、中学生の居場所はほとんどない。保護者から「ゲーム時間が10時間以上になった」「生活が不規則になった」といった相談が寄せられていた。
東京都町田市立町田第五小学校では休校中、保護者へのアンケートで子どもの健康状態を把握したり、オンラインで取り組める学習課題を案内したりしてきた。五十嵐俊子校長は、学校再開の可能性に「すごくうれしいが、世界の状況をみると安心とも言えない。手放しでは喜べない」という。学校を感染源にしてはいけないという危機感はある。「手洗いなどの衛生管理や、体調が悪い時は子どもも教職員も休むようにするなど、以前より気をつけていきたい」と話す。
どんな学校は再開できるのか。…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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