会社員からプロの指揮者へ 音楽大学に進学しなかったわけは

有料記事

聞き手・山本知佳

 プロの指揮者になるには、まず音楽大学へ――。そんな業界の「常識」を打ち破って活躍する若手指揮者がいます。日本フィルハーモニー交響楽団や仙台フィルハーモニー管弦楽団など、数々のプロオーケストラで客演する坂入健司郎さん(34)に、指揮者になるまでを聞きました。

 指揮者という存在を認識したのは、6歳の頃です。誕生日のプレゼントとして、指揮者やオーケストラが異なるドボルザークの「新世界より」のCDを数枚もらいました。それぞれ聞いてみると、同じ曲なのに表現の仕方が違っていたのがおもしろかった。自分だったらここのフレーズはこういう風にしたい、と考えるようになり、指揮者という存在にひかれました。

指揮者に片っ端から連絡 あの人からリハへの誘いが

 中学や高校では音楽系の部活…

この記事は有料記事です。残り1033文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment