カルロス・ゴーン被告は日本時間8日午後10時から、ベイルート市内で予告通り会見し、「身の潔白を確信している」と訴えた。
【写真】逃亡先のレバノン・ベイルートで記者会見に臨むゴーン被告
定刻の十数分前には会場入り。欧米を中心にしたメディアのカメラマンにもみくちゃになりながら、席に向かった。スーツに赤地のネクタイ姿。顔色もよく、時に関係者と談笑しながら、開始を待った。司会役から「レバノン人が誇りに思っている人物、ゴーン氏です」と経歴を紹介されると、自分で拍手しながら、英語で話し始めた。
ゴーン被告は「困難な中で味方になってくれるのはレバノン人」「愛する家族と再会することができた」とレバノンなどの支援者に感謝した。そして日本の検察の捜査や司法制度について言及。「私は無実を強く主張し続けてきました。1日8時間以上も取り調べを受け、弁護士も同席できず、人権と尊厳を奪われた。罪を告白すれば終わる。告白しなければ、家族や私を追及し続けると言われた。絶望感がある中で、無実のために戦ってきました。公正な裁判を受けることはできないと思った」などと批判を続けて、無実を主張した。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース