2017年の衆院選で当選した自民党・谷川弥一衆院議員(79)=長崎3区=の陣営が選挙運動員に法定限度を超える報酬を支払ったとされる事件で、公職選挙法違反(日当買収)の罪に問われた会計担当者、永田久弥被告(61)の論告求刑公判が2日、長崎地裁(堀田佐紀裁判官)であった。検察側は懲役1年6カ月を求刑した。判決は14日に言い渡される。
検察側は論告で「悪質な選挙事犯」と指摘としつつも、内部告発をした永田被告について「自ら捜査に協力し真相解明に尽くしており、実刑判決は必ずしも適当ではない」とした。弁護側は「機械的な事務作業を断れず、こなしたにすぎない」と情状酌量を求めた。
起訴状によると、永田被告は別の運動員=同罪で有罪確定=らと共謀。選挙後、アナウンス担当の運動員に、法定限度を超える現金計78万円を4人分の報酬として支払ったとされる。(横山輝)
■告発の経緯、本人…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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