位置情報アプリ利用して被害者の勤務先を把握か 博多の女性刺殺事件

 福岡市博多区のJR博多駅近くで女性が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された飲食店員寺内進容疑者(31)が、位置情報アプリを利用して女性の勤務先を把握していた可能性があることが、捜査関係者への取材でわかった。福岡県警は、寺内容疑者が過去に得た情報を元に、女性に再度近づいたとみて調べている。

 県警によると、寺内容疑者は、殺害された会社員川野美樹さん(当時38)と交際中、相手の現在地を確認できる位置情報アプリを共有していた。川野さんは昨年10月21日、県警に「(寺内容疑者と)別れたい。スマホを取り上げられた」などと相談。県警はアプリの削除を勧め、川野さんは取り返した後、削除したという。

 しかし、11月21日に再び川野さんから「(寺内容疑者が)職場に来た。職場に来られると困る。どうにかしてほしい」と相談があった。

 捜査関係者によると、川野さんは交際時、勤務先を話題にすることはなかったといい、県警は、寺内容疑者が削除前のアプリの情報を元に勤務先を把握したとみている。

 11月26日、県警は寺内容…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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