東京都新宿区のビルに向けて発砲し、ガラス扉などを損壊したとして、警視庁は指定暴力団稲川会系組長の菅谷等(すがやひとし)容疑者(56)と組員7人を銃刀法違反(発射)などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、菅谷容疑者らは2016年12月20日、新宿区大久保1丁目のビルへ拳銃で3発発砲し、1階店舗のガラス扉やシャッターを壊した疑いがある。
この直前には、神奈川県で稲川会系組長(当時58)が暴行を受けて死亡する事件があった。発砲現場のビルには指定暴力団住吉会系組事務所があり、警視庁は報復とみて捜査。組織的な犯行とみて解明を進める。
昨年12月にも、仙台市で稲川会系組長が監禁された翌日に東京・歌舞伎町の住吉会系組事務所が発砲を受けており、警視庁が捜査を続けている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル