販売目的にコカインを作ったとして、警視庁はいずれもペルー国籍で24~71歳の男女5人を麻薬取締法違反(営利目的製造)容疑で逮捕し、12日発表した。認否を明らかにしていない。
薬物銃器対策課によると、5人は共謀して昨年10月27日、滋賀県栗東市にある集合住宅の1室でコカイン約847グラム(末端価格約2千万円)を営利目的で製造した疑いがある。国内で売るために、5人は材料調達役や製造役など役割分担していたという。
同課は、逮捕された5人のうち、会社役員の男(48)はメキシコの麻薬カルテルの周辺者とみている。この男を捜査する過程で今回の部屋が浮上したという。
部屋からはコカイン製造に使う塩酸などの薬品や粉砕器、手回し洗濯機など約200点を押収した。警視庁がコカインの製造で検挙するのは31年ぶりという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル