長野県坂城町上平の市川武範さん方で26日午後11時20分ごろ、「けが人が3人いる」と住人から119番通報があった。この家に住む高校1年の市川直人さん(16)と杏菜さん(22)、30代男性の3人が頭部を負傷して室内に倒れており、それぞれ病院に運ばれたが死亡した。長野県警は家の中から2丁の拳銃のようなものを発見し、殺人事件とみて捜査。30代男性の身元の特定を進めている。
市川さんの知人によると、この家には市川さん夫婦と長男、長女の杏菜さん、次男の直人さんの5人が暮らしている。直人さんは農業高校の生徒という。
近くに住む81歳男性は26日深夜、救急車のサイレンで目を覚ました。ほどなく何台ものパトカーが到着して、「物々しい雰囲気だった」と語った。別の82歳男性は「近所の人が『家の窓ガラスが割れていた』と話していた」と心配そうに話した。また、2日ほど前に市川さんの長男の所在を尋ねてきた不審な男に出会ったといい、「何か変だと感じていた」と語った。
現場は、しなの鉄道テクノさかき駅の南西約1・5キロの、千曲川沿いの田畑が混在する集落。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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