東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル掘削工事で調布市の市道が陥没した問題で、東日本高速道路(NEXCO東日本)は21日、工事で緩んだ事故現場付近の地盤補修に向けた作業を始めた。ただ、同社は工事に伴って住宅の解体が必要としており、住民の一部は反対している。
陥没事故は2020年10月に発生し、住宅街の市道に深さ5メートル、幅5メートルほどの穴ができた。その後、専門家らの有識者委員会が深さ約50メートルでのシールドマシン(大型掘削機)を用いた工事の影響で地盤が緩んだと指摘。同社が事故と工事の因果関係を認めて謝罪し、地盤の補修や被害補償の方針を示していた。
補修工事は長さ約220メー…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル