住所や配慮事項記した児童159人分の個人情報紛失 大阪の小学校

小若理恵

 大阪市立小学校で全校児童159人分の名前、住所、家族構成などの個人情報が記載された「家庭連絡票」を紛失したと、市教委が11日、発表した。

 市教委によると、4日午後3時ごろ、一人の教員が家庭連絡票を保管していた職員室内のキャビネットを開けたところ、ファイル全6冊がなくなっていることに気づいた。同日午前10時半に教頭がキャビネットを開けた時には、6冊あることを確認していたという。業務時間中、キャビネットは常に無施錠で、誰でも家庭連絡票を取り出せる状態だったという。

 家庭連絡票には児童の生年月日、配慮事項、家族の不在時間帯、緊急連絡先、通学路などの個人情報も記載されていた。9日まで教職員が校内を探したが見つからなかったため、11日に校長が警察に遺失届を提出。12日に保護者説明会を開き、謝罪するという。

 市教委は再発防止について「個人情報を含む文書を使用、返却する際には複数人で必ず確認し、保管場所は常時施錠するよう管理を徹底する」とコメントした。(小若理恵)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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