佐賀県の山口祥義知事は14日、県立学校の休校を16日以降も続けると発表した。いったん再開を決めていたが、13日に佐賀市に住む佐賀大の20代男子学生が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたことを受け、断念した。県内全20市町立の学校も休校を延長する。
佐賀県では、政府の要請を受け、3日から県内の公立学校計285校が一斉に休校した。ただ、感染者が確認されていなかったことや自宅待機が長引く子どもへの影響を考慮し、11日に学校再開を決めていた。
山口知事は報道陣に「再開を楽しみにしていた子どもたちのことを考えると休校延長は本当に残念だが、リスクを考えざるを得ない。全力でコロナウイルス対策に取り組みたい」と話した。
高校1年と小学4年の娘を持つ佐賀市の男性(46)は「残念だけど感染のことを考えると仕方がないのでは」と話していた。(平塚学)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル