佐賀県鹿島市の養鶏場で確認された鳥インフルエンザについて、県は26日、この養鶏場の鶏計3万8265羽の殺処分を終えたと発表した。県は同日から鶏舎内のフンや飼料の回収、殺処分した鶏や卵などを密閉容器に詰める作業を進め、焼却処分を始めている。
この養鶏場では24日午後、死ぬ鶏が増えたとして県西部家畜保健衛生所に通報。25日朝には遺伝子検査で陽性が確定したことから、同日午前9時から殺処分を開始。26日午後2時50分に終えた。
26日午後4時までに県や鹿島市などの職員ら、のべ1062人が殺処分や現地対策本部、県内7カ所に設けた消毒ポイントでの作業などに従事した。県では、これまでに鳥インフルエンザを4回、この夏には豚熱でも殺処分を経験し、「これまでの経験もあり、全体的にトラブルなく終えることができた」(落合裕二副知事)としている。
殺処分した鶏は、今回、農場…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル