佐賀・神埼市長を逮捕 ふるさと納税PR事業で官製談合の疑い

岡田将平 三ッ木勝巳

 ふるさと納税のPR事業の委託先選定をめぐり、評価委員名などを業者側に伝えたとして、佐賀県警は13日、同県神埼市長の内川修治容疑者(71)を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 市は昨年1月、業者からの提案内容を審査して委託先を選ぶ公募型プロポーザル方式で「ふるさと納税PR強化事業」の委託先を公募。内川容疑者は、市内のコンサルティング会社「ブルー・フラッグ」を選定させるため、「入札等に関する秘密」にあたる評価委員名やプロポーザルに参加する他社の企画提案書を同社側に伝え、入札の公正を害した疑いがある。

 県警によると、同社が委託先に選定された。県警は、秘密事項の提供を受けたなどとして、同社の代表取締役、島由美子容疑者(62)ら3人も、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。いずれも県警は認否を明らかにしていない。

 内川容疑者は旧千代田町長、県議をへて、2022年の市長選で初当選した。(岡田将平、三ッ木勝巳)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment