昨年まで19季連続で販売枚数、販売額ともに国内トップだった佐賀県産の有明ノリが、今季は不作で、兵庫県産に日本一の座を譲ることが確実となった。17日に佐賀市で行われた入札会で、佐賀県有明海漁協の深川辰已参事が「兵庫に追いつくのは無理」と、首位陥落を宣言した。
養殖ノリの漁期は秋から翌年の春まで。今季、有明海ではノリの種付け直後から、赤潮や少雨によって極端な栄養塩不足が続き、ノリの色落ちや成長不足に悩まされてきた。
今季通算8回目となるこの日の入札会も、販売枚数は前年同期の7割弱、販売額は8割にとどまった。昨年10月からの累計では販売枚数9億593万枚、販売額167億6703万円で、漁協が目標に掲げていた18億枚、225億円には遠く及ばない。
全国漁連のり事業推進協議会…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル