野球部員に暴力をふるったとして暴行容疑で書類送検された東海大菅生高校(東京都あきる野市)野球部の若林弘泰前監督(57)について、東京地検立川支部は5月17日付で不起訴処分にした。朝日新聞の取材で分かった。同支部は理由を明らかにしていない。
前監督は、監督を務めていた2022年8月、当時1年生だった男子部員の尻を蹴ったほか、翌9月にはこの部員の頭をバットのグリップエンドでたたいた疑いがあるとして、今年4月に警視庁福生署から書類送検されていた。
今年1月、この部員への体罰などを理由に日本学生野球協会から、昨年12月から4カ月の謹慎処分を受けた。学校からも監督を解任され、停職6カ月の処分となった。同校によると、いずれの処分期間も終わったが、監督への復帰については未定だという。
同校の小山恵教頭は朝日新聞の取材に対し、「今後こういうことが二度と起きないよう、再発防止に努めたい」と話した。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル