体罰の再発防止中にまた体罰 中学校教諭を懲戒処分「二度としない」

 生徒への体罰が発覚して再発防止の研修を受けていた中学校の男性教諭(25)が再度同じ生徒に体罰や不適切な指導をしたとして、長崎県教育委員会は27日、この教諭を停職1カ月の懲戒処分にし、発表した。

 諫早市立中学校の教諭は女子バレー部の顧問だった今年3月、部活動中の生徒数人に対し、ボールを顔に押し当てるなどの体罰をしたとして文書訓告を受けた。顧問を外れ、今年4月から1年間、「再発防止研修」を受講中だった。

 だが教諭は今年7月、担当する体育の授業を受けていたバレー部員3人に対し、「バレー部やめろ」「大会前にふざけている場合か」などと不適切な指導をし、うち1人の脇腹を蹴った。3人とも3月に体罰を受けた生徒だった。

 教諭は「元顧問として生徒の気の緩みが気になった」と話し、「二度と体罰をしない」と謝罪したという。

 再発防止研修は1年かけて、校長面談や怒りの感情と向き合う講習などを受ける内容だが、今回の体罰は受講中に起きた。県の担当者は「今後、効果的な研修を検討していく」とした。

 県はこのほか、知人女性に自…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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