体育館の床材めくれ、児童のふくらはぎ貫通 3年前に岸和田の学校で

 大阪府岸和田市は30日、市内の小学校で2020年12月、体育館で掃除をしていた当時小学5年生の男子児童が足を滑らせた際、めくれあがった木製の床材が児童の左足のふくらはぎを貫通し、太ももに刺さるけがを負っていたことを明らかにした。

 市によると、男子児童はモップがけをしていた際に足を滑らせ、左ひざを曲げて尻もちをつくようにした際、老朽化していた床材がめくれあがった。とがった先端がふくらはぎを貫いて、さらに太ももの裏に刺さったという。

 治療に2年数カ月かかり、後遺障害でしびれが残る可能性があることから、市は慰謝料として一部前払いした分を含め、約590万円を支払うことで和解したと説明している。12月7日に開会する定例市議会で専決処分議案を提出し、議会の承認を求める。

 床材はそれまでは破損していなかったという。市は市内の学校施設の緊急の安全点検を実施し、必要な場合は補修も済ませたとしている。(田中章博)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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