ラグビーワールドカップ(W杯)に合わせ、大分県佐伯市観光協会は市内にある巨大カブトムシのモニュメントと、市総合運動公園内の「海人部(あまべ)の人」像に、ラグビーユニホームを着用させた。同協会の誘客キャンペーン「Welcome To Saiki!」の一環で、11月下旬まで続ける。
ユニホームは日本代表のものを模しており、背中には市章と「SAIKI」の文字が入る。カブトムシは、「昆虫の里」と書かれた高さ約15メートルの柱にとまる体長6・5メートルのリアルな造り。合併前の旧直川村が取り組んでいた「カブトムシの村」構想の象徴として2005年に設置された。
海人部の人は彫刻家佐脇健一さんの作品で、豊後水道を望む海部郡一帯にかつて住んでいた古代人がモデルだ。高さ2・2メートルのがっちりとした体格のユニホーム姿は、ラガーマンそのものに見える。
同協会の担当者は「大分市で試合のない日には佐伯まで足を延ばしてもらい、食や文化、カブトムシたちを楽しんでほしい」と話している。(佐藤幸徳)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル