国内最小のトンボといわれるハッチョウトンボの観察会が8月2日午前10時~午後3時、宮崎県都城市関之尾町の生息地で開かれる。市民グループ「都城ハッチョウトンボ保全の会」(福永廣文会長、会員24人)が、管理している生息地の湿地を一般に開放する。
保全の会によると、ハッチョウトンボは県の絶滅危惧種に指定されており、体長約2センチ。オスは成熟すると鮮やかな赤色になり、メスは黄色と黒のしま模様になる。
当地では2015年に生息が確認された。昨年は6~8月の土日を中心に十数日、一般開放したが、今年は新型コロナウイルスの影響で一日だけに限定した。
会事務局の時任茂樹さん(77)は「雨が多かったので湿地の状態が良く、昨年より発生数が多いようだ」と話す。生息地は、県道31号「関之尾入口」交差点から1キロほど西方向の同県道沿いで、太陽光発電施設の隣にある。問い合わせは時任さん(090・1178・1046)へ。(神谷裕司)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル