何度も氾濫した熊本の「暴れ川」 模索していた治水対策

 熊本県南部などを襲った集中豪雨。大きな被害が出たのは、過去に何度も水害が起きていた1級河川・球磨(くま)川の流域だった。これまでの治水対策は十分だったのか。気象庁による事前の警戒の呼びかけは十分だったのか。

寝静まる未明、急上昇した水位

 「水が上がるのが早かった。震えが止まらなかった」

 市街地の広範囲が冠水した球磨川流域の人吉市。川沿いの義父母宅にいた女性(55)は4日午前7時ごろ、目の前の道路に水が流れてきたのを見て2階に上がった。だが、約2時間後には濁流が2階にまで押し寄せ、胸までつかったという。

 死者や行方不明者が出ている自…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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