余裕だった旧統一教会幹部が一変した瞬間 「我々はなめられている」

 「特定の団体に恨みがあった。安倍氏が(その団体と)つながりがあると思い込んだ」

 昨年7月8日、安倍晋三元首相が銃弾に倒れた直後、山上徹也被告(42)がそのような趣旨の供述をしていると奈良県警が発表した。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)のある幹部に慌てた様子はなかった。「まさかうちは関係ないでしょう。安倍さんとつながりのある宗教団体はいくらでもある」

 その後、山上被告の言う団体は旧統一教会のことで、母親が1億円を超える献金をしていたとみられることや、山上被告が自殺を図った過去などが判明した。

 教団と政治との関係が問題視され、複数の自民党議員が教団関係のイベントに出席したり、選挙支援を受けたりしていた事実が次々と明らかになった。教団が政治に何らかの影響を及ぼしていたのではないか――。向けられる不信の目に幹部はこう言った。「過大評価だが、自民党を動かしているように見られるのは悪いことではない」

 「我々は安倍さんと関係が深…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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