バイオレンス小説で知られる作家の勝目梓(かつめ・あずさ)さんが3日、心筋梗塞(こうそく)で死去した。87歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は次女千尋さん。
32年生まれ。トラック運転手などを経て、67年、「マイ・カアニヴァル」で芥川賞候補、69年、「花を掲げて」で直木賞候補。74年「寝台の方舟(はこぶね)」で小説現代新人賞。「獣たちの熱い眠り」がヒットし、エロスと暴力を描く人気作家となった。著作は300冊に及ぶ。
00年代以降は、俳句を論じた「俳句の森を散歩する」や、私小説「小説家」「老醜の記」などを発表した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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