直木賞作家の今村翔吾さん(39)が3日、佐賀市のJR佐賀駅内に新たな書店を開いた。全国で「町の書店」が減っていく現状に危機感を抱き、佐賀での書店出店が全国の状況を変える一歩となることをめざす。
午前10時、佐賀駅内の商店街の一角でシャッターが開き、「佐賀之書店」がオープンした。店内でくす玉を割ると、今村さんは「長く佐賀のみなさんに愛される書店にしていきたい」とあいさつした。
2022年に歴史小説「塞王の楯」で直木賞を受賞した今村さんは21年に、閉店の危機にあった大阪府箕面市の書店「きのしたブックセンター」の事業を引き継ぎ経営を続けており、佐賀駅での店舗は二つ目となる。
相次ぎ経営に乗り出す背景に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル