代表取材
秋篠宮家の次女佳子さまが8日、佐賀県有田町の今右衛門窯を視察した。重要無形文化財保持者(人間国宝)の十四代今泉今右衛門さんの案内で、1時間あまり工房を見学した。
佳子さまは日本工芸会の総裁をつとめており、福岡市で開催中の「日本伝統工芸展」を9日に見学するのにあわせ、窯を訪れた。
佳子さまは、ろくろで成形する細工場で、原料の粘土をひとつまみ手に取り、「きめ細かいのですね」と感心した様子で語った。四角い皿の角を削る作業をしていた職人に「繊細な作業と感じますが、気をつけられることは」「滑らかな形にするために工夫されることは」と声をかける場面もあった。
視察後、取材に応じた今右衛門さんによると、佳子さまは工房を見た後、「今までできあがったものは見ておりましたが、いろんな方が丁寧に仕事をされて積み重ねの中で一つのものが生まれるのを見ることができて、素晴らしいものを見せていただきました」と話したという。今右衛門さんは、「いろんなことを興味深く見ていただいた」と語った。(代表取材)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment