20年に1度、春日大社(奈良市)の摂社・若宮神社で社殿の修理や神宝の修理をする「式年造替(しきねんぞうたい)」が終了し、28日に神様を仮殿から本殿に戻す「本殿遷座祭」があった。
祭礼に参列するため、同日午後、皇室から秋篠宮家の次女・佳子さまが同大社を来訪。大社本殿と若宮仮殿に参拝した後、修理を終えた若宮本殿を視察した。花山院(かさんのいん)弘匡(ひろただ)宮司から、神社の歴史や建物についての説明を受け、時折うなずきながら聞いていた。
29日は遷座した神様に神楽(かぐら)や舞楽(ぶがく)を奉納する奉祝祭がある。また30日から11月下旬まで、芸能の神でもある若宮神社の式年造替完成を祝い、さだまさしさんらの奉納コンサートなど、様々な奉祝行事が開かれる。(今井邦彦)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル