依頼人の保険金約600万円を着服したとして、警視庁は東京弁護士会所属の弁護士、永井博也容疑者(46)=東京都渋谷区恵比寿西2丁目=を業務上横領容疑で逮捕し、26日発表した。
同庁は、総額で1300万円以上を着服していた可能性があるとみて調べている。
荒川署によると、逮捕容疑は昨年4月上旬、埼玉県本庄市の男性(65)から依頼された交通事故の損害賠償請求の業務をめぐり、保険会社から永井容疑者名義の預金口座に一時的に振り込まれた自賠責保険金616万円の全額を着服したというもの。
調べに対し、容疑を認め「ギャンブルや、競馬でかさんだ借金の返済に使った」などと話しているという。
永井容疑者は6月にも同様に、この男性に支払われた別の任意保険の保険金946万円の振り込みを受けていたが、男性には250万円しか渡していなかったという。金額が少ないと感じた男性が保険会社に問い合わせるなどして発覚した。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル