任期満了に伴う前橋市長選は9日、投開票される。過去最多の6人が立候補し、保守分裂に伴って混戦となった選挙戦も最終盤を迎えた。各立候補者は当選圏入りを目指し、有権者にアピールしようと街頭や集会などで最後の訴えに全力を挙げている。
立候補したのは、3選を目指す無所属現職の山本龍氏(60)と、いずれも無所属新人で、元前橋市議の店橋世津子氏(58)=共産推薦▽元みどり市議の海老根篤氏(72)▽元自民党衆院議員で行政改革担当相を務めた佐田玄一郎氏(67)▽元自民党県議の岩上憲司氏(47)▽元前橋市議の中島資浩氏(48)-の6人。
「市政継続」を掲げた現職に対し5新人が挑む構図で、店橋氏は学校給食費の無料化を掲げ、海老根氏は一日市長制の実現を主張。佐田氏は企業誘致、岩上氏は財政健全化、中島氏は「市民第一」をそれぞれ公約に掲げ、論戦を繰り広げてきた。
市選挙管理委員会によると、6日時点の期日前投票者数は計1万5594人(男7381人、女8213人)で前回の同じ時期の9566人を上回った。市選管は「制度が浸透してきたことに加え、候補者が多く注目度が高い」としており、投票率上昇が期待されている。
今回は市長選と同時に市議補選(欠員3)も実施される。無所属の会社役員、遠山真大氏(57)▽無所属の会社員、小岩井僚太氏(26)▽共産公認で党地区役員、吉田直弘氏(41)▽無所属の元海上自衛官、林倫史氏(34)▽無所属の飲食業、入沢繭子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦▽NHKから国民を守る党公認の介護士、前田みか子氏(48)-の6新人が立候補した。
両選挙とも投票は9日午前7時~午後7時(一部除く)市内100カ所の投票所で行われ、即日開票される。1日時点の選挙人名簿登録者数は27万9864人(男13万5776人、女14万4088人)。
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