保守王国・岐阜、一票の格差2.87倍 区割りは「見直し必要なし」

 羽島市の有権者の1票は安八郡の有権者に比べて0・35票分――。統一地方選の前半戦となる岐阜県議選(31日告示、4月9日投開票)で、議員1人あたりの有権者数を比較した「一票の格差」が最大2・87倍になることがわかった。県議会で是正が議論にはなったものの、定数や区割りの見直しは見送られた。

 3月1日現在の県内の選挙人名簿登録者数を基に計算した。議員1人あたりの有権者数が最も少ない選挙区は、輪之内町と安八町を含む安八郡(定数1)で、最も多いのは羽島市(定数1)だった。一票の格差は2・87倍で、羽島市の有権者の1票は安八郡の有権者に比べ、0・35票分の重みしかない計算になる。

「見直しせず」 司法判断が根拠

 前回の県議選(2019年3月28日現在)の選挙人名簿登録者数に基づく最大格差は、安八郡と羽島市の間の2・79倍で、4年間で0・08ポイント広がった。

 格差が2倍を超えたのは、県…

この記事は有料記事です。残り763文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment