川辺真改
任期満了に伴う石川県知事選は、13日午後8時に投票が締め切られた。現職として最多の7期を務める谷本正憲氏が退任を表明し、過去最多の5人が無所属で立候補した。朝日新聞の情勢調査(5、6日に実施)によると、自民党前衆院議員の馳浩氏(60)、前金沢市長の山野之義氏(59)、自民党前参院議員の山田修路氏(67)の保守系の3候補が「横一線に並ぶ激戦」となっている。大勢の判明は夜遅くになりそうだ。
知事選を巡っては、馳氏が昨年7月に、山田氏が同12月にそれぞれ立候補を表明。両氏は、自民党の最大派閥の「安倍派」に所属していたため、派閥のトップである安倍晋三元首相や、石川県選出の国会議員らも乗り出しての候補者調整が試みられた。
だが、一本化調整は失敗に終わり、その後、今年1月に有権者の約4割を占める金沢市の前市長で元自民党員の山野之義氏(59)も立候補表明したことで、保守系が三つに分裂する選挙となった。
その他、新日本婦人の会県本部会長の飯森博子氏(62)と、元会社員の岡野晴夫氏(71)が立候補している。
自民党は、県連が馳、山田両氏を支持した上での自主投票で、公明党も自主投票を決めた。共産党が飯森氏を、立憲民主党県連、連合石川が山田氏を、日本維新の会が馳氏をそれぞれ推薦。社民党県連合は山田氏を支援した。(川辺真改)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment