(惜別)田畑精一さん 絵本作家 6月7日死去、89歳
そこで本当に生きているかのように、子どもを描く。保育園の先生を囲み、我先にとしがみつく子どもたち。小さな体に力をみなぎらせ、表情やしぐさから、先生が大好きな気持ちが伝わってくる。
絵本「おしいれのぼうけん」(1974年)のために描いた最初の絵を見て、文章を手がけた古田足日(たるひ)さんは椅子から飛び上がって喜んだという。田畑さんも原稿を読み、「僕が本当にやりたい仕事がここにある」と語ったそうだ。
押し入れのなかで、2人の男の子が恐ろしいねずみばあさんと出会う冒険物語は、累計発行部数が230万部超のロングセラーになった。
編集者としてかかわった童心社…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル