京都市は11日、新たに2人の感染を確認したと発表した。うち1人は右京区役所で窓口業務を担当していたため、市は一部の窓口を閉鎖し、消毒作業を行った。窓口業務の一部を13日まで原則停止し、16日に再開する予定。京都府内で感染が確認されたのは11日午後8時半現在で計15人になった。
市によると、感染が確認された2人のうち1人は、右京区役所市民窓口課にアルバイトとして勤務していた50代の女性。主に証明書の照合確認などを担当していたが、一時的に来庁者に証明書を交付することもあったという。4日の勤務後に発熱し、5日に市内の病院を受診。その後も熱が下がらず、10日に別の市内の病院を受診し、11日に陽性が確認された。
女性は中国への渡航歴はなく、大阪市内のライブハウスも訪れていないといい、市が感染した経緯を調べている。
もう1人は、すでに感染が公表されている市内在住の30代の女性保育士が、アルバイトとして勤務していた市営保育所の園児。8日に下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、9日に医療機関を受診し、11日に陽性が確認された。
市は9日に保育士の感染を確認。翌10日からこの保育所を臨時休所し、すでに消毒作業を終えた。19日まで臨時休所を続ける。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル