新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ臨時休校が続く中、児童らの学習習慣の乱れを不安に思う保護者が増えていることがベネッセコーポレーションの調査で明らかになった。
小学4~6年生の保護者618人を対象にした調査によると、休校中に「勉強している」と回答した保護者の割合は3月20日の86・7%から4月3日には74・6%に減少。「学習のペースが作れない」は41・7%から50・8%に、「今後の学習習慣が取り戻せるか不安」は47・9%から61・8%へと増加した。
学校現場もこうした状況に危機感を持ち、家庭学習の時間割を作成してホームページで配布したり、教員が各家庭に電話をかけて様子を把握したりする動きが広がっている。
学校現場の課題に詳しい教育研究家の妹尾昌俊氏は「子供たちにとって、家庭学習を続ける大きな動機づけになるのは、先生からほめられ、励ましの言葉をかけてもらうこと」と指摘。学校側の対応が課題の連絡だけにとどまらず「先生と子供たちが直接コミュニケーションする手段として、インターネットを活用できるようになるのが望ましい」と話している。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース