修復終えた「大礼服」に「大変なお仕事」 上皇ご夫妻が文化に心寄せ

 上皇ご夫妻は15日、京都市上京区の大聖寺(だいしょうじ)を訪れ、明治天皇の皇后、昭憲皇太后のロングドレス「大礼服(たいれいふく)」を鑑賞した。最も格式が高い礼服で、傷みが激しいことから2018年から修復作業が進められてきた。よみがえった豪華な刺繡(ししゅう)を顔を近づけて見たご夫妻は、「きれい」と話し、上皇后美智子さまは「大変なお仕事をなさいましたね」と関係者をねぎらったという。

 コロナ禍で地方を訪れる機会がなく、引っ越し作業などに伴う滞在を除いて、ご夫妻が地方に赴くのは約4年ぶり。かねて文化財の修復事業を支援しており、今回は奈良県の中宮寺、なら歴史芸術文化村などを巡る。

1889年ごろまでに製作

 大礼服は1889年ごろまで…

この記事は有料記事です。残り1021文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment