北九州市は5日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場の冷蔵庫が停電で止まったため、保管していた114人分が使えなくなり、廃棄したと発表した。いずれも予備分で、今後の接種に影響はないという。
市によると、会場の「香月スポーツセンター」(八幡西区)で3日の集団接種が終わった後、予備として残った分を、次の集団接種の5日に使う予定で冷蔵庫に収め、部屋を施錠した。その後、周辺で4日午前0時すぎに2分ほど停電が起き、同日午前11時半すぎに施設から停電の報告を受けて部屋を確認したところ、冷蔵庫の電源が切れたままになっていたという。通電後に冷蔵庫が再起動しなかった原因を調べている。
ワクチンはファイザー社製で、いったん解凍したワクチンは、冷蔵庫で2~8度で保管することになっている。停電に備えてバックアップ用の蓄電池を設置する予定だったが、品薄で入荷待ちだったという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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