他人名義の運転免許証を偽造したとして、埼玉県警は21日、ベトナム国籍の男(26)=埼玉県川口市=を有印公文書偽造の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。県警は男の自宅から、他人名義の運転免許証と健康保険証計約70枚のほか、スマートフォン数十台を押収。この部屋が犯罪組織などのために偽の身分証などを量産する「工場」だったとみて、依頼者らの特定を進める方針だ。
男の逮捕容疑は、2022年4月~23年8月、川口市西青木2丁目の自宅アパートの一室で、他人名義の偽の運転免許証2枚を製造したというもの。部屋からは、偽造に使ったとみられるパソコンやプリンターも見つかったという。
県警は、男のスマホの通信履歴などから、スマホやSIMカードの購入時に「本人確認書類」として利用するための身分証を男が偽造していた疑いがあるとみている。他人名義のスマホやSIMカードは、犯罪組織が電話の発信者の特定を避けるために使われるといい、関連事件の摘発が相次いでいる。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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