傷害容疑で逮捕された雲南市長を釈放 別の病院に入院

 島根県警は17日、入院先の病院で看護師につかみかかり、けがをさせたとする傷害容疑で16日に逮捕した同県雲南市の原仁史(ひとし)市長(65)について、病気治療を理由に釈放した。原市長は別の病院に入院し、県警は退院を待って任意で事情を聴く方針。逮捕時には容疑を認めていたという。

 雲南市は17日、市長の不在を受け、吉山治副市長が18日から職務代理者に就くと発表した。会見した吉山副市長は「被害者に大変申し訳ない。あるまじき行為で社会の信用を傷つけた」と謝罪。事件の背景について「捜査中で情報が入ってこず、状況が把握できていない」と述べる一方、「誰に対しても前向きな対応ができる人。知らなかったところで苦労や心労が蓄積されていたのではないか」と話した。

 原市長は11月8日告示の市長選で、無投票で初当選したばかり。所信表明をした今月9日の議会終了後、めまいや吐き気を訴え、高血圧緊急症と診断されて入院した。退院のめどが立たず、16日に吉山副市長が主治医から病状の説明を受ける予定だったという。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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