施工不良の »傾斜マンション” 販売会社3社のトップが謝罪
福岡市東区の分譲マンションで、杭の施工不良により傾きが生じている問題。
7月21日 その“傾斜マンション”に、JR九州の青柳俊彦社長ら販売会社3社のトップが謝罪に訪れた。 【画像】20年以上悩まされた末…ついに補償案が提示されたが 「この度は誠に申し訳ございませんでした」 青柳社長らは住民に対し、何度も頭を下げた。 問題となっている傾斜マンション「ベルヴィ香椎六番館」。 入居後20年以上、不具合が相次いでいる。
部屋の中でボールを転がすと、止まらないで戻ってくる。
ドアの開け閉めも相当な力が必要だ。 住民:
これじゃ絶対しまらない、絶対。ここからお尻でボンと閉める ーーもし火事とか起きたら? 住民:
あ~、もう大変なことになります。下の階の方はおばあちゃん。もう80歳以上ですもんね さらに天井と壁の間には隙間ができ、夜、灯りを消すと隣の部屋から光が漏れてくる。
25本中の8本もの杭が…
頭を抱える住民に対し、販売会社側は「建物の構造に問題はない」と一貫して主張。 ところが2020年4月、住民側の調査でマンションを支える杭2本の長さ不足が判明すると、態度を一転し、施工不良を認めたのだ。
販売会社側は6月以降、マンション全ての杭を調査。 その結果、新たに全25本中、実に8本の長さが足りていなかったことが判明した。 JR九州 青柳社長:
杭がちゃんと岩盤(固い地盤)に到達しているという説明を、建設会社(若築建設)から受けていたので、それを前提にヒビ割れだとか、その他の問題については対応をきちっとやってきたという認識でありました ーー対応は適切だった? JR九州 青柳社長:
適切とは…結果としては適切だとは言えないと思います ーー「JRブランド」として信用して買っている方も多いと思うが? JR九州 青柳社長:
われわれも建設にあたっては、建設会社の選定等はきちんとやってきた。建設会社がこういうことを犯していることはまず考えていなかった
Source : 国内 – Yahoo!ニュース