元グリーンベレー、6月14日に初公判 ゴーン被告逃亡

三浦淳

 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告(67)の海外逃亡を助けたとして、犯人隠避の罪で起訴された米軍特殊部隊「グリーンベレー」元隊員のマイケル・テイラー被告(60)と息子のピーター被告(28)の初公判が6月14日に東京地裁で開かれることが決まった。地裁が28日、明らかにした。親子は起訴内容を認めるとみられる。

 起訴状によると、親子は2019年12月29日、ゴーン元会長=会社法違反(特別背任)の罪などで起訴=が海外逃亡禁止の条件で保釈中と知りながら、元会長を音響機器用の箱に隠し、関西空港からトルコ経由でレバノンに逃亡させたとされる。

3月に日本に引き渡される

 東京地検特捜部は20年1月に親子の逮捕状を取得した。米捜査当局は5月、日米間の犯罪人引き渡し条約に基づき、米国に戻っていた親子を逮捕。国務省も引き渡しを承認した。

 親子は引き渡しを阻止するための法廷闘争を繰り広げたが、連邦最高裁が今年2月に申し立てを棄却。3月に日本側に身柄が引き渡され、特捜部に逮捕された。(三浦淳)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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