大阪・日本橋の国立文楽劇場で2月29日、「浪曲名人会」が開かれる。劇場の開場35周年記念と銘打つ公演で、昨秋に襲名した天中軒(てんちゅうけん)月子の襲名披露口上がある。
師匠の天中軒雲月(うんげつ)、浪曲親友協会長の京山幸枝若(こうしわか)、松浦四郎若、三原佐知子、春野恵子も出演する。
拡大する天中軒月子(右)と師匠の天中軒雲月=2019年12月、大阪・日本橋
月子は静岡県湖西市の出身。もともとは演歌や民謡の歌手として活動していたが、雲月の声に魅せられて2010年に弟子入りし、翌年に浪曲の初舞台を踏んだ。涼月の名で歩んできたが、昨年10月に月子の三代目を継いだ。初代は全国各地を巡業し、二代目はいまの雲月が長年名乗っていた。
当日披露する演目は「田村邸涙…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル