滋賀県彦根市の元旅客機パイロット、菊地崇さん(29)が、妻の祖国であるウクライナの料理店をオープンしようと、クラウドファンディング(CF)を始めた。現地にいる元コックの義父はロシアによる侵攻で家族と離れ、やつれてしまった。いつか来日してもらい、店を切り盛りして欲しいと考えている。寄付額千円の返礼品は、結婚の許しをもらったときのエピソードにした。
義父のローマンさん(53)が独りで住むのは、ウクライナ北東部のハルキウ市。昨年2月24日の侵攻初日からロシア軍の攻撃を受け、なお激戦が続く。昨年3月、義理の母と祖母は、菊地さんと妻のカテリーナ・ヤボルスカさん(32)がいる彦根へ避難した。
菊地さんは昨年、ウクライナ料理のキッチンカー事業を始めた。半年で40カ所超のエリアで出店し、1万食超を提供した。今度は、本格的な料理ができる実店舗の開店を目指す。
CFは3月25日まで。目標額は340万円。彦根を中心に候補地を選び、5月末のプレオープンを目指す。
寄付はCFサイト「キャンプファイア」(https://camp-fire.jp/projects/view/578780
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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