元日の夜がザワつく「埼玉の奇祭」 テレビ埼玉の名物番組の魅力とは

 元日の午後7時といえば「芸能人格付けチェック」(朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系)や「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」(Eテレ)など、正月恒例の人気番組が並ぶ時間帯だ。

 その時、テレビ埼玉では「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」が始まった。ネット上で「世界に誇る埼玉の奇祭」などとたたえられ、毎年話題になる番組だ。魅力を探った。

「埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」のフィナーレ。歌い終えた大野元裕知事(中央)、発起人のひとりの「清水園」の清水志摩子社長(中央左)らと、司会の堀尾正明さん(一番左)=テレビ埼玉提供

 昨年埼玉に転勤した記者は、今年初めて視聴した。

 トップバッターは東京ガス埼玉支社長。後方で男女4人の社員が踊るなか「TOMORROW」(岡本真夜)を歌う。かつてNHK紅白歌合戦で司会をした埼玉県出身のフリーキャスター・堀尾正明さんに上司の人となりを聞かれた社員は「心が広く頼りになる」。

 LPガス販売「サイサン」(さいたま市)の川本武彦社長は矢沢永吉ファンで、自前のマイクで「サブウェイ特急」を熱唱。女性社員4人がダンサーとバックコーラスをつとめた。番組の合間には出場者の企業のCMも流れた。

ファンだという歌手の矢沢永吉さんになりきって歌ったLPガス販売「サイサン」(さいたま市)の川本武彦社長。同社によると、後ろにいるダンサーとコーラスは社員たち=テレビ埼玉提供

 政治家も次々登場した。富士…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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