元法医学教授の詐取総額は1億3000万円、近畿大が最終調査報告

 近畿大学医学部法医学教室の巽信二・元主任教授=懲戒解雇=が大学の経費や司法解剖の検査料をだまし取ったとされる事件で、大学の調査委員会(委員長=藤原尚副学長)は15日、元教授が詐取した総額を約1億3千万円とする最終報告を公表した。

 大学側は会見を開き、チェック体制の強化などの再発防止策を発表。中止している大阪府警からの司法解剖の受託を6月をめどに再開する考えを示した。元教授は大学へ約4960万円を返還したが、大学は未返還分について民事訴訟も検討するとしている。

 元教授による不正疑惑は20…

この記事は有料記事です。残り425文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment