元理事、電通に迅速なスポンサー契約を指示か 角川会長から依頼受け

 東京五輪パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会の元理事・高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=が、出版大手「KADOKAWA」会長・角川歴彦(つぐひこ)容疑者(79)=贈賄容疑で逮捕=からスポンサー契約を早くしてほしいと依頼を受け、業務を担う広告大手「電通」側に迅速な手続きを指示していたとみられることが、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部は、電通元専務の高橋元理事が、依頼を受けて実際に便宜を図ったとみて調べている。

 関係者によると、高橋元理事は2016年4月と17年1月、自身のコンサルタント会社「コモンズ」の事務所でKADOKAWAの五輪担当室長だった馬庭教二容疑者(63)=贈賄容疑で逮捕=らと面会。スポンサーに選んでほしいなどという依頼を受けた。組織委はスポンサー獲得業務を電通に委託しており、面会には電通幹部も同席したという。

進まない手続きに角川会長は…

 高橋元理事らは馬庭元室長に…

この記事は有料記事です。残り557文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment