山口大学の中国人元留学生らでつくる上海の海外同窓会が、大学と宇部市にマスク計3万枚を贈った。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、約30年前の留学生らが「第二の故郷に恩返しを」と手を携え、支援を決めた。
同窓会は、上海の大学教授ら14人でつくる「山口大学海外同窓会中国上海支部」。2015年に設立された。メンバーの多くが、宇部市の常盤キャンパスや小串キャンパスの大学院で工学や医学を学んだ。
同窓会代表の張振家さん(63)は、朝日新聞のメールでの取材に答え、「1991年8月に神戸港から日本に上陸したあの日から約30年。日本の方々にずっとお世話になったことに対する感謝の気持ちを示したかった」とつづった。
張さんによると、91~95年…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル