元電通マン、宇宙旅行を予約 「6000㏄のスーパーカーも売った」

【動画】写真家の高松聡さんがISS長期滞在を発表した=小林一茂撮影、宇宙アートプロイジェクト「WE」提供

 元広告クリエーターで、写真家・アーティストの高松聡さん(60)が8日、都内で会見し、国際宇宙ステーション(ISS)に30日間滞在する宇宙旅行の座席予約を米宇宙企業アクシオム・スペースと契約したと発表した。

 高松さんは元電通社員。2015年にロシアで宇宙飛行士の訓練を8カ月受け、宇宙旅行を目指していた英歌手サラ・ブライトマンさんのバックアップ乗組員になったが、ブライトマンさんが途中で辞退したことで飛行できなかった経緯がある。

 今回、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」に乗ってISSに行き、30日間滞在する座席を予約する契約を結んだという。

 契約額は明らかにしなかったが、過去に民間人がISSを往復した際は、10日間の滞在で6500万ドル(およそ100億円)程度を支払っているとされ、高松さんは「30日間だとそれ以上の金額になる」とした。

 1月に手付金にあたる振り込みをしたといい、年内に残りの資金調達ができれば、来年に訓練が始まり、早ければ来年の終わりにも飛行できる可能性があるという。

 「自宅の土地も建物も抵当に入れ、6千ccのスーパーカーも手放した。もし資金調達できなければ、支払った金額は戻ってこないので、ゼロではなくマイナスになる。今60歳なので、8Gに耐えられるように訓練していく」と語った。

 ISSでは、8Kカメラを6…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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